2010年04月11日

生きることの意味、死ぬことの答え。

4月7日未明に巨人の木村コーチが37歳という若さでこの世を旅立ちました。

病に倒れてから告別式を終えても尚ニュースやワイドショーではトップニュースで取り上げ、くも膜下出血の脅威や予防法についてまで報道されています。

その影響は大きく、脳ドックの予約が殺到しているようで、当院にもMRI検査についての問い合わせもありました。

木村コーチ自身、こんなに大きな影響を与えることになるとは思ってもみないことで驚いているかもしれません。

木村コーチが有名だからという理由だけではなく、木村コーチの全力プレーやインタビューから伝わる実直な人柄で、年齢を考えると残念でなりませんが、一生懸命に命を全うしたからこそ、亡くなった今も人に愛され、多くの人の心を動かしたのだと思います。

37歳で野球の真っ最中に病に倒れた木村コーチ。

これまで病気をしたことがない木村コーチからしてみれば自分に何が起こったのかもわからず、家族を残して死ぬことは無念だったことでしょう。

倒れた直後から意識レベル5と死の淵で5日間の闘病生活をしたのは木村コーチ自身が死を受け入れるために生きた時間だったのかもしれません。

私は誰かが亡くなったり、悲しいニュースを見ると『生きることの意味、死ぬことの答え』という言葉を思い出します。

この言葉は1996年、春に放送されたKinKi Kidsが主演の『若葉のころ』というドラマの最終回のタイトルなんですが、『生きることの意味、死ぬことの答え』という言葉だけが心に残っているだけで、私なりに解釈しようと考えるんですが、私にはまだこの言葉の本当の意味がわかりません。

私が死んだ時、初めてわかる言葉なのかもしれないなって思っています。

人は誰しも生まれたその日から死ぬために生きています。

だから命の続く限り、悔いのないように一生懸命、生きなくてはいけないし、自分の子供や家族の命も大事にしなくてはいけないんです。

木村コーチに、そのことを改めて気付かせてもらった気がします。

木村コーチのご冥福を心からお祈りしてます。



Posted by モスモス at 03:21

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生きることの意味、死ぬことの答え。